前回の記事では松下幸之助さんの「思うまま」という本をご紹介しましたが、今回は別の偉人の本をご紹介していきたいと思います。
本田技研の創設者・本田宗一郎さんの「やりたいことをやれ」という本です。
前回の記事でも少しお話ししましたが、今の時代は様々なことがものすごいスピードで変化しています。
そういったところから志の高い人は時代の波やスピードに取り残されないように前だけを見て突っ走りがちです。
しかし前だけを見るのではなく、時には立ち止まって振り返ることも大切です。
歴代の偉人の考えを学ぶことは自分を見直す良いきっかけになります。
今回は本田宗一郎さんから自身を振り返り、たくさん学んでいきましょう!
松下幸之助さんについての記事は下記リンクで記載しています。
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偉人の考え方を学ぼう!パナソニック創設者・松下幸之助の「思うまま」!
今の時代は人類の進歩から色々なことがすごいスピードで変化しています。 そんな時代の移り変わりのスピードに合わせて、仕事でもスピード感や革新的なアイデアなどを求められることがあると思います。 良い考えで ...
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目次
自分の人生は自分で切り拓く
自分を活かせ!
人はだれしも得意・不得意がありますが日本の教育では平均的な人を作り上げる教育をします。
学校では点数の悪い教科の追試などをして克服を目指しますよね。
しかし先にも述べたように人には得意・不得意があります。
社会に出れば平均である必要はありませんし、やりたいことや得意なことを仕事にすれば良いのです。
なぜか仕事で結果が出ない人の中に自分の不得意なことをやっている人がいます。
周りと違って大いに結構。
自分の得意を仕事にするようにしましょう!
自分の得意が分からない人は得意を見つける努力をしましょう!
若いからこそ挑戦する。
まだ若くて経験も実績もないから挑戦できない。
こんなことを言う人がいます。
確かに挑戦しても失敗するかもしれません。
しかし、失敗したとしても後々の成功に絶対に役立つ経験になると思います。
本田宗一郎さんは「若い時代の失敗は、将来の収穫を約束する種である。」とおっしゃっています。
誰にとっても人生で今日が一番若い日です。
失敗を恐れずに挑戦しましょう!
もう一つ大事なことは「失敗の責任は自分で取る」ということです。
失敗は認めるのに勇気がいりますし、他人や環境のせいにしたくなりますよね。
しかしそこは勇気を振り絞って、素直に失敗を認め自分で責任を取る癖をつけましょう!
そういった姿勢でいれば、必ず将来報われると思います!
「能ある鷹はツメを磨け!」と本田宗一郎さんはおっしゃっていますよ!
周りの人を大事にする。
この世の中で必要のない人は一人としていません。
生まれてきたからには何かしらの役割を持って生まれてきたのです。
自分とは考えの合わない人がいたとしても、上記の背景を思い出し、無碍にするようなことはせずに大事にしましょう。
他人の気持ちになれない人は人を動かすことはできません。
人間に好き嫌いのある人は真の指導者にはなれないそうですよ!
誰にでも分け隔てなく、周りから格好良いと思われるような人でありたいですね!
創造力を大切にする。
本田宗一郎さんは本書の中で創造力の重要性について何度も記載しています。
特にスピード感のある今の時代は昔と比べても余計に創造力が重要になると思います。
しかしビジネスでは真似もとても大事だと言われることもありますよね。
本田宗一郎さんは一度真似をすることに走ってしまうと永久に真似をすることになるとおっしゃっています。
真似をすることはやっぱり楽なので、その癖をつけてしまうと自分で創造することが少なくなってしまうからです。
ビジネスをやる上で必ず真似は必要になるとは思いますが、自分で考えた上の真似でなければいけません。
自分で考えた上の真似でなければ、それはただのコピーです。
自分の可能性を忘れずに創造することが重要だと思いました。
過去を鵜吞みにしない。
皆さんも尊敬する人の話を聞いたり本を読んだりして、色々な勉強をされていると思います。
しかしそれらは全て他人の過去ですので鵜呑みにすることは危険です。
やはり一番信用できるのは自分の実際の経験です。
読書や他人から聞いて得た知識は使わなければ自分を頭でっかちにするただのお荷物です。
過去を鵜呑みにせず、自分の経験を一番信用しながら未来へと進んでいくようにしましょう!
今の時代は「時は金以上」です。
無駄な時間を過ごしている暇はありません!
イエスマンにならない。
労働環境が改善してきているとはいえ、今でも年功序列の考え方が強く、上司の言うことは絶対という会社は多いと思います。
実際に私の勤めている会社もそういった風潮は確実に残っていますし、自分の違うと思ったことでも言いにくい空気はあります。
しかし本田宗一郎さんは若者に「イエスマンになるな!」とおっしゃっています。
上司からの指示でも本当にそれが正しいのか、自分でしっかり見極めることが重要です。
その指示が違うと思えば、遠慮なく意見し、反対する心構えを持たなければ会社や自分にとっても成長はありません。
意見をして、はねのけられることもあるかもしれませんが、自分の軸を持ちつつ柔軟であることが重要だと思いました!
事業の基本。
いつの時代でも大事にしなければならないのが一般大衆の生活です。
事業を行うのであれば今の時代の一般大衆が何を要求しているのかを考えなければなりません。
その要求に関して、実際にアンケートや意見等から見えているものもあれば、現在は需要がなく見えていないものもあります。
その見えていない需要をアイデアを用いて創り出すのがメーカーの役割と本田宗一郎さんはおっしゃっていました。
そういったパイオニア精神を持ちながら仕事をすれば、より一層人生は輝くものになると思いました!
困った時はチャンス!
「神様は乗り越えられない壁は与えない」などといった名言がありますが、本田宗一郎さんも困ることの大切さについておっしゃっています。
困った時というのはその人が過去に積み上げてきた知識と経験を総動員して問題解決するので成長する一番のチャンスとなります。
逆境は成長するチャンスというのは本当のことですよね。
しかしどうしても自分の力だけで乗り越えられないものもあると思います。
そういった時は他人に協力や助けを求めることで、協調性も磨かれることでしょう。
そこから周りへの感謝を感じることもできるでしょうし、自分の無力さを痛感することにもなると思います。
自分が逆境にいるときに、このことを思い出して、逆境を楽しめる人間になれればもはや鬼に金棒ですよね。
私もそういった人間になれるように自分を磨いていきたいと思いました!
「やりたいことをやれ」の概要
概要
上記で記載されていたことを抜粋してご紹介してきました。
本書の目次は下記となります。
- まず第一歩を
- 得手に帆あげて
- 能ある鷹はツメを磨け
- 自分のために働け
- 幸福な報酬
- 私の「宝物」
- 時間は全ての生命である
- 冗句はアイデアである
- 喜びを求めながら生きる
- 発明は恋愛と同じ
この本を読んでみて感じたこと
私はこの本を読んでみて改めてインプットよりアウトプットの重要さを認識しました。
インプットの量が多いことに越したことはありませんが、経験に勝る知識はないと思います。
本を読んで素晴らしい知識を得たとしても、行動に移さなければ全く意味はありません。
失敗も含めてたくさんの経験をしてこそ、将来のなりたい自分に近づけると思いますし、これからは様々な挑戦をしていきたいと思いました!
また自分の勤めている企業の体質を信じ込まず、常に疑いの気持ちを持って仕事をしていきたいと思います。
いつも行っている作業より良い方法があるかもしれませんし、お客様へ良いものを提供していけるように常に改善を意識していきたいと思います。
現状の自分へ満足することはせずに上を目指していきたいと思います!
この本を読んでみて意識すること3つ!
- とにかく行動し経験を積む。
- 常に疑いの目を持ち、改善に努める。
- 逆境時に文句や不満を言わず、成長するチャンスととらえる。
まとめ
昔の偉人の考え方から学べることはたくさんあります。
本田宗一郎さんの考えを知れば、前向きな気持ちになれますし、現状の仕事が上手くいってない人などにおすすめの一冊でした。
様々な人の考え方をインプットし、成長への足掛かりにしていきましょう!
気になった方は下記リンクから是非どうぞ!