今の時代は人類の進歩から色々なことがすごいスピードで変化しています。
そんな時代の移り変わりのスピードに合わせて、仕事でもスピード感や革新的なアイデアなどを求められることがあると思います。
良い考えでも今日のうちに実行しなければ明日には愚策となっていることもあるぐらいですよね。
逆にこんな時代だからこそ、前だけを見て突っ走っていくのではなく、時には自分の考え方を振り返ることも大切です。
なぜならいつの時代でも物事の本質は変わらず、歴代の偉人の考え方を取り入れることで大きな人間になれるからです。
やはり成功しようと思えば人間的に磨き続けなければなりません。
たまたま成功できたとしても人間的な器が小さければ一発屋で終わってしまう可能性が高いです。
そうならないために今回はパナソニックの創設者、松下幸之助さんの「思うまま」という本をご紹介していきたいと思います。
松下幸之助さんは当たり前のことを優しく大らかに教えてくれます。
この本を読んで考え方を見直し、自分を振り返ってみましょう!
下記リンクではカーネギーの本について紹介しています。
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目次
心を見直す
素直になる。
成長する人の特徴として「素直」というポイントは多く挙げられます。
本書の中でも紹介されていることがありました。
他人の注意は喜んで聞くというものです。
他人に注意されてもなかなか素直に受け入れづらいと思います。
しかし他の人からの客観的な注意は成長するための大きな肥料となります。
体の成長は20歳を超えると止まってしまいますが、心は何歳になっても成長させることができます。
そのために何か注意されたときには自分が正しいと思いこまずに客観的視点に立ち返ることを意識してみましょう!
しかし客観的に立ち返ってみてもその注意に対して納得できないこともあると思います。
その時は相手が悪いのではなく、そのようなことを相手に思わせてしまった自分が悪いと反省してみましょう。
そういった反省ができるようになれば一回りも二回りも大きな人間になれると思います!
例え自分より若い人に注意されたとしても、喜んで受け入れられる人間になりたいですね!
前向きになる。
学生の頃は自分と気の合う友人と多くの時間を過ごしていたのではないでしょうか?
しかし社会人になるとそうはいきません。
仕事をしていれば自分の好きな人や尊敬できる人だけでなく、考えの合わない人や理不尽な人等とどうしても関わらなければならなくなります。
そこで「社会は人間を学ぶ学校」だと考えてみましょう。
そういった気概で過ごすことで上の立場に立った時にすべてが役立つ経験へと変わるでしょう。
他にも社会の中では自分ではどうにもできない問題や自分が悪くなくても謝らなければならない場面が出てくることもあります。
そういった時に下を向くのではなくそれを善意に解釈して、神様が成長するために与えて下さった試練だと考えてみましょう!
そう思いながら取り組めば成長スピードは格段に速まると思います!
人から尊敬される人間になるために。
マネジメントをしている立場の人なら色んな場面で今よりも良くしようという気概を持っていると思います。
しかし何かを改良しようと思った時には改良したことによって出てくる新たな欠点も考えなければなりません。
何かを変えるということは良くなることだけでなく、新たに欠点が出てくる場合もあります。
そういった時は改良点と欠点を差し引きしてプラスになるのかマイナスになるのかを考えるようにしましょう!
そしてマネジメントを行う立場になった時に考えなければならないのが部下の動かし方です。
部下を動かすときに部下を使うといった考え方をお持ちではないでしょうか。
このような考え方では人を動かすことはできません。
部下を使うという考え方ではなく、逆に部下に仕えているといった考え方でいることが大切です。
常に相手に感謝の気持ちを持っていれば相手も気持ちよく協力してくれるでしょう。
どのような立場にあっても常に謙虚にいれば周りから尊敬されるような人間になれると思います。
結果が出ないときに。
いくら努力しても結果が出ないときは誰にでもあると思います。
そういった時は周りや環境のせいにしたくなりますし「自分なんて何をやっても駄目だ。」と思うこともあるかもしれません。
しかし松下幸之助さんはこうおっしゃっています。
「努力を重ねて結果が出ないときは心を乱さず耐え続け、さらに努力を尽くしていくことが大切。」と。
こういった気持ちで努力を重ねれば、努力が実った時にそれ以上の価値を生み出していくことができるとおっしゃっていました。
現代の人は努力を重ねることができたとしても天命を待つことができない人が多いそうです。
私自身どれだけやっても結果に結びつかなかった時がありましたが、その努力は別の成果となって自分に返ってきたと思っています。
生きている限り終生勉強という気持ちを持って、我慢強く努力を重ねることが重要ですね!
仕事から学ぶ。
社会にはよく、自分の給与に不満のある人が多くいます。
自分の給与に不満がある場合は不満を声に出す前に自分で自分を評価する癖をつけましょう。
自分が社長であったならば自分のことをいくらで雇うのか、正しい自己評価が大切です。
自己評価をしてみてそれに見合った給与が支払われていないと感じたときは声を挙げれば良いですし、自分がまだまだだと思った時には成果を上げられるように頑張れば良いだけです。
効率的に成果を上げるためにお客様や上司の要望に心から耳を澄まし、スピード感をもって応えていくことが重要です。
常に社会に奉仕するといった姿勢を心がけたいですね!
「思うまま」の概要
概要
本書は松下幸之助さんの珠玉の随想集となっています。
他にも「道をひらく」という本がありますがそういった本の完結編がこの「思うまま」です。
目次は下記となります。
- 心を鍛える
- はつらつと生きる
- 道を定める
- 生かしあう
- 人生を味わう
- 仕事に学ぶ
- 商売にはげむ
- 事業を伸ばす
- ともに歩む
- あすを築く
- 政治を大事にする
- 日本を考える
それぞれの議題について優しく大らかな言葉で伝えてくれる本書はどんな方にもおすすめの一冊です。
この本を読んでみて感じたこと
この本を読んでみて私はまだまだと自分の立ち位置を再確認することができました。
自分の欲を満たすために仕事に励むのではなく、社会奉仕のために力を尽くしていきたいと思いました。
そんな中で失敗や結果が出ないこともあると思います。
そういった時はこの本の教えを思い出し、前向きに力の限りを尽くしていきたいと思いました。
今上手くいかなくてもきっといつかその努力は報われると思いますし、目先の結果だけを見るのではなく、先を見据えて頑張っていきたいと思いました!
この本を読んでみて意識すること3つ!
- 常に社会奉仕の心を持つ。
- 素直で謙虚な気持ちを忘れずに生きる。
- 全てを前向きに捉え、人生を楽しむ。
まとめ
最初に今の時代はすごいスピードで変化していると述べましたが、逆に言えばそれだけやりがいのある時代です。
生きていれば山あり谷ありですが、この本を読めば常に謙虚に前向きに生きていこうと思えるようになります。
何かにつまずいている人や現状に不満がある人、人間性を磨きたい人など様々な人におすすめの一冊です。
是非松下幸之助さんの教えを学び、人としてのレベルを何段階もあげていきましょう!
気になった方は下記リンクから是非どうぞ!