4月5日朝9時14分に大好きだったおじいちゃんが息を引き取った。
大学生になるまでは野球漬けの毎日であまり会えなかったけど、20歳を超えたぐらいから会うことも多くなってたくさんの思い出を作ることができた。
おじいちゃんとはおいしいものを一緒にたくさん食べに行ったり、旅行に行ったり、一緒に温泉に入ったり色んなことをした。
そんなおじいちゃんは15年ほど前まではかなり苦しい人生を送っていた。
そんな苦しい人生を送りながらも最後は仕事で大成功を収め、とても尊敬できるおじいちゃんだった。
就職してからは仕事のことでおじいちゃんにアドバイスを求めることも多かったし、そのたびに優しく冷静にアドバイスをくれていたおじいちゃんには本当に感謝しかない。
おじいちゃんには常々粗利の重要性と下請けではなくメーカー仕事をやりなさいということを教えられてきた。
つい2週間ほど前も1位の重要性を教えられたばかりだ。
僕が今期の成績は良くて2位ぐらいだよと言うと「2位なんて何の意味もない。2位は馬の糞と一緒だよ。」と厳しい言葉をかけてくれた。
おじいちゃんにこれからもたくさんのことを教わりたかった。
そんな仕事人間だったおじいちゃんが一番大切にしていたのはおばあちゃんのことだった。
家族を一番大切にしていたおじいちゃんは時にはこんなことも教えてくれた。
「仕事で成功したければ女房を大事にすること。女房と上手くいっていないと仕事もうまくいかない。」
そんなことを言うおじいちゃんが大好きだった。
最後におじいちゃんに会った時に「人生で一番幸せだったことは何?」と聞くと迷わずに「おばあちゃんと出会えたことだよ」と言っていた。
それを聞いて僕もそんな人生を送れる男に、死の間際にそんなことを言える男になりたいと思った。
おじいちゃんがいないから僕はこれから少し不安だよ。
でもずっと「お前なら大丈夫。焦らずにゆっくりやりなさい。」と言われている気がするよ。
僕もおじいちゃんの血を引いているからきっと大丈夫だと思う。
前向きに地道にコツコツと。
いつかおじいちゃんを超えるような人になって次に会った時に自分を誇れるように頑張るよ!
またいつか会えた日にはおいしいごはんを食べながら、たくさんお話ししようね!
温かく見守ってね!
たくさんの思い出をありがとう。
僕のおじいちゃんでいてくれてありがとう。
あなたの孫で本当に良かった。
また会える日まで。