自分に自信が持てない人はたくさんいらっしゃると思います。
私もそうでした。
私は学生の頃、部活で人一倍練習していました。
しかしそれだけ練習した自負がありながら、ネガティブ思考だったためになかなか自信が持てずにいました。
自信が持てなかったので、「どれだけ練習しようが結果が出ない」といった負のループから抜け出すことができませんでした。
部活を辞めた後に思ったことは、どれだけ練習をしようがネガティブ思考から良い結果は生まれないということです。
自信がないネガティブな状態でなにかに取り組んでも100ある力のうちの50ぐらいしか発揮できません。
逆に自信をもって取り組んだとしても100あるうちの100の力を出せるかはわかりません。
しかし自信がない状態より、自信をもって取り組んだ方が結果が出るのは当然です。
今回ご紹介するのは元ラグビー日本代表の福岡堅樹さんの本で、タイトルは「自分を信じる力」です。
福岡さんはラグビー引退後に順天堂大学の医学部に合格されています。
スポーツ・勉強の両方で素晴らしい結果を出せたのは、物事の考え方と自信の持ち方が大きく影響していると思います。
この本から考え方を学び、真似することができれば、スポーツや学問、仕事で良い結果が生まれると思います。
下記リンクでもネガティブ思考からポジティブ思考へと変える方法をご紹介しています。
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良い結果を生む思考
壁に立ち向かう時の思考法
何かに挑戦し、すんなりと全てが上手くいくことは少ないです。
挑戦すればなにかと壁にぶつかります。
福岡さんは壁には「逃げていい壁」と「立ち向かう壁」があるとおっしゃっています。
「逃げてもいい壁」とは自分の力ではどうしようもない壁のことです。
生きていれば、どうあがいても変えられない運命があります。
その時に自信を無くすのではなく、仕方ないと割り切りましょう。
逆に「立ち向かうべき壁」というのは自分の努力次第でなんとかなる壁です。
そのような壁を前に逃げてしまっても、結局またいつか同じ壁にぶち当たることになります。
この壁を超えるためには「根気強く努力を重ねる」ということに尽きます。
しかし努力もただ重ねれば良いというわけではありません。
常に最善の方法を探し、正しい努力を重ねることが重要です。
自分が今持っている力だけで、どうしようもならない場合は自分の実力値を100以上にしていくために努力しましょう!
そして自分でコントロールできるものに関しては、必ず自分を信じましょう!
自分を客観的に見る
順調な時でも急に不調に陥り、結果が出なくなることもあります。
そんな時は自分の不調を自覚することが大事です。
不調を自覚して、自分を客観的に見ることで悪い部分が明確になる場合があります。
自分を客観的に見るのには勇気がいることですが、勇気を出せば新たに見えてくることもあります。
不調に陥ってしまった時は一度距離を置き、自分を客観的に見る癖をつけましょう。
目の前のことだけにとらわれずにどう改善していけば良いのかを様々な視点から見つめてみましょう!
そうすればおのずと自分の強みやこれからどうすべきかが見えてくるはずです。
もし弱みが見つかったとすれば、その弱みを強みに転換させていけるように努力すればより成長できます。
「自分を信じる力」の概要
概要
この本では福岡さんのこれまでの人生経験をもとにした思考法や考え方が記載されています。
特に一番重要なのは本のタイトルにもなっている「自分を信じる力」です。
そしてその他にも大事にされていた3つのことについても記載されています。
1つは「自分と状況を俯瞰する客観力」です。
もう1つは「集中するための切り替え方」です。
そして最後の1つは「迷わないための割り切り方」です。
この重要な思考法について8章編成で説明されているのがこの本の内容となっています。
目次は下記となります。
- 成長の限界を決めない。
- 自分を客観視する。
- 割り切る勇気を手に入れる。
- 目標はいつ変わってもいい。
- 「ONE TEAM」で学んだこと。
- 自分に合った勉強法を見つける。
- 社会の中で輝く歯車になる。
- 信じた道をまっすぐ走る。
この本を読んでみて感じたこと
この本を読んでみて私はすごく気持ちが楽になりました。
今までは逃げてもいい壁があるとは知らず、すべての壁に全力でぶつかっていました。
勿論その中には自分ではどうにもできないような壁もあったのですが…
そんな中、この考え方を持つだけで多くのことを割り切れるようになると感じました。
これからは自分ではどうにでもならないことは思い切って逃げてやろうと思います。
しかし逃げる前には必ず自分を客観視して本当に逃げても良いのかを考えていきたいと思います。
夢を叶えるには自分を信じる力が必要というのを聞いて、自分の可能性を追求し、信じていきたいと思いました!
この本から意識すること3つ!
- 自分を客観視する。
- 自分の可能性を信じる。
- 自分ではどうにもできない壁にぶつかった時は逃げる。
まとめ
今壁にぶつかっている人やどれだけ練習を重ねても自信が持てない人にはこの本を強くお勧めします。
この本を読めば自分なりの生き方のヒントが得られると思います。
気になった方はぜひ下記にリンクから読んでみて下さい。