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このままでは日本がやばい!地球がやばい!2030年はどうなっているのか?

あなたもご存じの通り、現在地球では数年に一度と言われるような災害が毎年起こっています。

そこで2015年に国連が「SDGs(持続可能な開発目標)」という世界共通の2030年目標を定めました。

2015年から少し経った今、日本は先進国の中で環境問題やコロナ対策について遅れているのが現実です。

加えて日本は平和な国なので、我々国民が問題を肌で感じることはあまりありません。

しかし世界に目を向けると、すでに地球温暖化や人権問題などさまざまなことが起こっています。

そこで今回は日本人が知らない世界のリアルがわかる1冊をご紹介していきたいと思います。

本のタイトルは「データでわかる2030年地球のすがた」です。

この本ではグローバル企業と機関投資家の中で特に危機感が共有されている8つのテーマについて説明されています。

8つのテーマとは「気候変動」、「農業」、「森林」、「水産」、「水」、「感染症」、「パワーシフト」、「労働・人権」についてです。

私自身この本を読んでみて、グローバル化が進む現在において、このような内容は必ず知っておかなければいけないと思いました。

それでは内容を少しご紹介していきましょう!

下記リンクで「2030年に得する生き方、損する習慣」という本についてをご紹介しています。

10年後に成功するためにやるべきこと。2030年によりよい生活をするために。

皆さんの10年後はどうなっているでしょうか。 10年後も働いている人、結婚した人、子どもができた人など色々変化があると思います。 様々な楽しみがあると思います。 逆に10年を振り返ってみると社会的には ...

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地球温暖化が進むとなぜいけないのか

気温上昇によっておこる気候変動による影響

2100年には今より平均気温が4~6℃上がると言われていますが、なぜ地球温暖化が進むといけないのでしょうか。

大きな1つの理由はさまざまな気候変動が起こると言われているからです。

すでに日本でも昔に比べて、数年に一度と言われる規模の豪雨や台風が多くなりました。

海外では干ばつや山火事の問題が相次いでいます。

つい最近オーストラリアで起きた山火事はすごかったですよね。

このような異常気象は気温の上昇から起こっています。

地球温暖化が進めば単に暑くなるだけでなく、人をも殺す災害を巻き起こします。

しかし被害はそれだけでは済みません。

例えば山火事で言うと農作物まで焼き尽くしてしまったり、間接的な影響までも巻き起こしてしまう可能性があります。

他にも南極やシベリアの氷がとけることによる海面上昇のリスクもあります。

実際に日本でも50年前と今を比べて15センチの上昇が観測されている地域があるそうです。

海外ではすでに海面上昇に備えた洪水マップを示し、新規不動産に開発に警鐘を鳴らしたりしているそうです。

地球温暖化が進むことによる私たちへの影響

地球温暖化が進むことによってすべての企業やヒトに影響があります。

その中でも特に大きな影響を受けているのが保険業界です。

毎年のように大災害が起こっているので、保険会社は支払う保険金が増加しています。

これから地球温暖化が進んで気候変動が起これば、さらに支払額は増大していくことになるでしょう。

そして二酸化炭素排出量の面で影響を受けているのは電力・エネルギー業です。

電力・エネルギー業界は二酸化炭素の排出量がかなり大きなものになっています。

その中でも石炭による火力発電の排出割合が多く、構造転換を余儀なくされています。

しかしこうした影響は企業だけにあるのではありません。

気候変動によって魚介類や農作物が減少してくると、われわれの家庭にもダイレクトに影響するようになります。

日本は食料の部分で輸入に頼っている部分がかなり多いので、食料がとれなくなると海外からの輸入金額が上がります。

そうなると食品商社は値上げせざるを得ず、われわれに影響してくるのです。

このようなことから地球温暖化は他人ごとではないことが分かると思います。

「データでわかる2030年地球のすがた」の概要

概要

この本は日本人の知らない世界のリアルが説明されている1冊です。

目次は下記となっています。

  1. 顕在化した気候変動の猛威
  2. 迫りくる食糧危機の実態
  3. 消える森林と食品・小売企業への影響
  4. 食卓から魚が消える日
  5. 水をめぐる社会紛争 日本は世界有数の水リスクにさらされている
  6. 感染症の未来 コロナの次のリスクはどこに
  7. 世界のパワーシフト 日米欧の中間層割合が5割から3割に減
  8. サプライチェーンのグローバル化と人権問題
  9. メガトレンドの理解度が勝敗を決する時代へ

日本ではあまり危機感を持たれていない水問題や漁業問題についても詳しく説明がありますよ!

この本を読んでみて

われわれ日本人は平和な環境の中で過ごしているので、人権問題や食料問題などを身近に感じることは少ないかもしれません。

しかし世界では今も奴隷として働かされている人や食料が食べられない人がいるのが現実です。

同じ時を生きる人間としてこのような問題について考えるべきだと思いました。

そして日本は世界に置いて行かれつつある状況にあります。

1人あたりGDPでアメリカやEUが2000年から2倍ほど伸びているのに対し、日本は全く伸びていない状況です。

それだけではありません。

中間層の消費額割合を見てみると日本は2000年に11%だったのに対し、2050年にはたったの2%にまで縮んでしまうそうです

これは日本の世界に対するインパクトが50年間で5分の1にまで落ち込むことを示しています。

私はこんなにも日本は海外に追い抜かされてきているとは知りませんでした。

日本に住むすべての人が、より良い日本にするために考えなければならないのかもしれませんね!

この本を読んでみて意識すること3つ!

  • 日本をより良い国にするために自分に何ができるかを考える。
  • 人不足の観点から、もっとグローバルな視点を持てるように考える。
  • 定期的に時事問題について学び、常に最新情報にアップデートする。

まとめ

この本は日本を客観的な視点から見た内容でとても面白いものでした。

世界で起きている問題と日本の立ち位置を知る上でとても勉強になる1冊でした。

この本はこんな方におすすめです!

  • 世界で起きているリアルを知りたい方。
  • 世界における現在の日本の立ち位置を知りたい方。
  • これからの世界情勢について考えを深めたい方。

これからもさまざまな本を読んで、考えをアップデートしていきましょう!

データでわかる 2030年 地球のすがた (日経プレミアシリーズ) [ 夫馬 賢治 ]

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