膨大な仕事量を人に頼まずに自分で抱え込んだり、すべて自分で完結させてしまおうとするビジネスマンは多くいます。
そういった方は仕事を人に頼むのが気まずいと感じているか、自分でやった方が速いと思っているのではないでしょうか。
しかしそういった考えでは自分のメンタルも危ないですし、できる仕事量も限られてきます。
今回はそんな問題を全て解決してくれる一冊をご紹介してきたいと思います。
コロンビア大学の社会心理学者、ハイディグランドの「人に頼む技術」という本です。
この本はタイトルの通り、人に物事を頼む時の技術について説明されています。
この本を読めば、日々の忙しい仕事から解放され、出来る仕事の範疇も増え、新しいステップへ進むことができます。
今回はそんな可能性を秘めた一冊をご紹介していきたいと思います!
目次
人に頼むべき理由
なぜ人に頼む技術を学ぶべきなのか?
まずは仕事の観点で考えていきましょう。
仕事をしている人ならばお分かりだと思うのですが自分だけで完結する仕事はほぼありません。
どんな仕事でも誰かの力を借り、他人を巻き込んでいかなければいけません。
しかし誰もが快く力を貸してくれるわけではありませんよね。
そこで積極的に力を貸してもらえるようになるために人に頼む技術が必要となってきます。
人に頼む技術が上がると期待できる効果
では次に人に頼む技術が上がるとどうなるのか考えてみましょう。
人に頼む技術が上がると周りにどんどん仕事を任せることができ、自分の負荷は減ります。
自分の負荷が減るので、新しい仕事に取り組めますし、ストレスの軽減も期待できます。
人に頼むのがうまくなれば、頼まれた側との関係も良くなり、人間関係のストレスも減ることでしょう。
頼む前のネガティブ思考と相手の心の中の矛盾
上述のメリットがあるのに気まずくて何も頼めないといった問題はとても多いと思います。
なんとなく「頼む相手が忙しそうだから自分でやってしまおう」とか「頼んでもどうせ断られるだろう」と思い込んでしまいますよね。
私もそうだったのでこの本を読みました(笑)
しかしこの本を読むとその考えは改められます。
自分のネガティブな予想よりも、人は人を助けたいと思っているのです。
自分が何かを頼まれた側になったときのことを思い出してみて下さい。
何かを頼まれて嫌な気持ちになることはほとんどないですし、面と向かって頼まれたときは断りづらいものです。
頼ってもらえることで逆にうれしい気持ちになることだってあります。
特に上司が忙しそうだから聞きにくいと思っている新人の方はこれからは上司を頼ってみましょう!
頼られると上司は喜びます!
頼み事に本当に対応できないときは誰だってちゃんと断りますしね!
「人に頼む技術」の概要
概要
この本は9章で構成されているのですが大きくは3つの内容について説明されています。
1つ目の内容は「なぜ人に頼むのは難しいのか」についてです。
これは先ほど一部記載した内容です。
次の2つ目の内容ではこの本のタイトルの「人に頼む技術」の説明があります。
これは良い頼み方と悪い頼み方について実践的な方法が描かれています。
最後の3つ目では「人を動かす3つの力」を説明しています。
カーネギーの「人を動かす」とは違う切り口で説明されていますよ!
カーネギーの本もタメになるので下にリンクを貼っておきます!
「人に頼む技術」では「仲間意識」と「自尊心」と「有効性」について詳しく説明されています。
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この本を読んでみて
私も今までは他人に気を遣ってあまり頼み事は出来ませんでした。
しかしこの本を読んでみて、自分の思いと相手の心の中に矛盾があることが分かったので、これからは正しい頼み方で人を頼っていこうと思いました。
相手を気遣うことも大切ですが自分のキャリアのためには他人の力が必要です。
良い頼み方で相手を気遣いつつ、上手に立ち回れるようになっていきたいと思いました!
この本の中に直接頼むことは相手に責任感を抱かせるためにとても大切なことと説明がありました。
今はこういった時代になり、オンラインでほとんどが済んでしまうので対面営業は減りました。
しかし人間の特性を考えてみると、直接対面でお話しすることは大切ですし、営業という仕事は無くならないと感じました。
このことからどんどん営業力を高めていきたいです!
この本を読んでみて意識すること4つ!
- やたらと謝って頼むことはやめる。
- 助けを求めていることを確信させる。
- 人にお願いをする時は基本的に直接頼む。
- 頼むことをためらった時は自分が頼られた時のことを思い出す。
まとめ
この本は普段の生活ですぐ使える実用書となっています。
人は一人では生きていけないので仕事に限らずどんな場面でも誰かの助けは必要です。
助けを求めることが苦手な心の優しい方はこれからの人生に役立つ内容ですのでぜひ一度読んでみて下さい!
人に頼む技術を上げてどんどんレベルアップしていきましょう!