意識の高いビジネスマンの方は「周りがあっと驚く結果を出したい」といった思いや「自分で新しいビジネスを始めたい」など様々な願望があると思います。
今回はそんな思いがある方にピッタリの1冊をご紹介していきます。
タイトルは「世界のエリートが学んでいるMBA必読書 50冊を1冊にまとめてみた」です。
この本はタイトルの通り、MBAの必読書が50冊まとめられている本で、帯には「読むだけで差がつく」とまで書いてあります。
最初は「本当か?」と半信半疑で手に取ってみましたが、実際に読んでみて帯に書いてあることは本当だと感じました(笑)
この本は仕事内容や分野に関わらず、どんなビジネスマンの方でも学べることがたくさんあるのでとてもおすすめです!
そもそもMBAとは?
MBAの意味
本のタイトルにある「MBA」という単語ですが、そもそも聞いたことがない方が多いのではないでしょうか。
そういった方のために「MBA」の意味についてご説明していきたいと思います。
MBAとは「Master of Business Administration」の略です。
この単語はめちゃくちゃ難しく感じますね(笑)
日本語に訳すと経営学修士と言われていて、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位です。
簡単に言うと大学院で経営学を専門的に学んだ人が貰える学位のことです。
経営学で学ぶこと
では大学で実際に経営学を専攻していた私が経営学についてもう少し掘り下げてご説明していきたいと思います。
まずは経営学という名前からわかる通り、企業などの経営に関することを学びます。
経営と言っても分野は広いので、大きくはヒト・モノ・カネ・情報についてを学ぶことが多いです。
他には経済学や法律的なことについても学んだり、もっと具体的に言うとリーダーシップに関することやマーケティング、経営戦略などについて学びます。
説明するとときりがないほどです…
経営に直接携わらない人でも、リーダーシップやマーケティングなどはすべてのビジネスマンの方に参考になると思います!
ビジネスマンに役立つ内容の抜粋!
顧客ロイヤルティのマネジメント
では実際に本の一部をご紹介していきたいと思います。
本書の中でまとめられている50冊中の1冊の「顧客ロイヤルティのマネジメント」という本についてです。
売上と利益アップのカギは既存顧客
どこの会社でも新規顧客の獲得に向けて飛び込み営業などを行っていると思います。
新規顧客の獲得はとても大切なことですが、この本では既存顧客をもっと大切にせよと説明されています。
理由は今いる既存顧客を大切にすれば売り上げも利益も間違いなくアップするからです。
この仕組みの基本となる考え方が「顧客維持率」という考え方です。
「顧客維持率」とは読んで字のごとく、今ある顧客のうち、1年後も取引がある顧客の比率のことです。
この比率が低ければいくら新規顧客を獲得しても顧客は増えないですし、売上と利益も伸びていきません。
例えばで言うと1万円の商品を継続して10回購入してくれる顧客がいるとします。
この場合この顧客からの売上は10万円となります。
では1万円の商品を1回限りしか購入してくれない顧客だとどうでしょう。
お分かりの通り、売上は1万円となります。
前述の例で言うと継続して10回購入してくれる顧客は、1回限りしか購入してくれない顧客の10倍の価値があるということです。
しかももっと言えばどんな商品やサービスでも既存顧客にかかる労力や費用より、新規顧客の獲得にかかる労力と費用の方がかなり大きいものだと思います。
皆さんの会社では既存顧客への対応をおろそかにして、新規顧客の獲得にばかり目を向けていませんか?
一度見直してみて下さい!
顧客ロイヤルティ=顧客との絆
では実際に既存顧客を大切にするべき理由を考えたのが「顧客ロイヤルティ」という考え方です。
「顧客ロイヤルティ」は日本語に訳すと「顧客との絆」という意味になります。
まず顧客と言っても色々な種類の顧客がいて、大きく分けると、買う前の「見込客」、初めて買った「新規顧客」、継続して買ってくれる「得意客」に分かれます。
このうち企業に多くの利益を生み出してくれるのは言うまでもなく「得意客」です。
「顧客ロイヤルティ」が高い「得意客」とするとどんな利益があるのか細かく見ていきましょう!
- 顧客獲得コストがかからない・・・前述でも述べましたが新規顧客の獲得には多額のコストがかかります。
- 基準利益・・・継続して購入してくれるので安定した利益が見込める。
- 購入増加の利益・・・単純に購入してくれる金額が増えるので利益も増えます。
- 営業コスト削減による利益・・・絆が深まっているのでそれほどアプローチをかけなくても購入してくれますし、営業コストは減ります。
- 口コミや紹介による利益・・・こちらが何も言わなくても他人にすすめてくれたり、知人を紹介してくれることもあります。
- 価格プレミアムによる利益・・・少々高くても気にしなくなります。
このように顧客が生涯でもたらす価値のことを「顧客生涯価値」と言います。
長い目で見て「顧客ロイヤルティ」が高まると、一人の得意客が様々な利益をもたらしてくれることが分かると思います。
新規顧客の獲得を目指すことも大事ですが、既存の得意客を大事にすることも意識してみて下さい!
この本を読んでみて
この本は本当に内容の濃い1冊でした。
上述にてご紹介したのはまとめられている50冊のうちのほんの1冊です。
実際の本には著者の永井さんが分かりやすい図を載せてくれていて、とても読みやすく、より理解が深まりました!
経営に関することなどは普段の生活や学校ではなかなか学べないことですので、仕事などでとても役立つのではないでしょうか?
私にはとても役立ったのでこれからも定期的に読み返していきたいと思います!
皆さんも自分の糧にしてみて下さい!
下記にも経営やビジネスにとても役立つ、別の本の記事を貼っておきますので興味のある方は是非のぞいてみて下さい!
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この本から意識すること4つ!
- 顧客ロイヤルティの考えを大事にする。
- NPSを上司に提案してみる。
- 既存の物を組み合わせて何か新しい提案をする。
- 値引きは極力せず、最終手段とする。
上記のことを意識して自分の市場価値を高めていきたいと思いました!
まとめ
本書の中にも記載がありますが、誰もが意識次第でリーダーとして組織を変革することができます。
社長や取締役でなくても企業経営に関して考えることはとても重要です。
特に今の時代は個のスキルや力が求められますので是非この本で勉強していきましょう!
この本から学べることはたくさんありますが大きくは以下の3つです!
- 人について
- 経営戦略について
- マーケティングにつて
また、本書の中で紹介されている50冊の中で気になるものがあれば深く読んでみて下さいね!