人間関係の教科書とも言えるカーネギーの「人を動かす」。
前回の記事では人を動かす原則と人に好かれる原則についてご説明しました。
今回は人を説得する原則と人を変える原則、幸福な家庭をつくる原則についてご紹介していきたいと思います。
前回記事は下記をご覧下さい!
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ビジネスマン必読の書!絶対に読むべき、カーネギーの「人を動かす」1
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目次
人を説得する原則
負けるが勝ち?
カーネギーは人を説得する原則を12個紹介していますが、かなり数が多いので今回はビジネスで役立つところを具体的に説明していきたいと思います。
まず誰かを説得するときに意識しなければならないことは相手を上に立たせるということです。
例えばビジネスの場面でお客様が間違った考え方をしていたり、間違ったことを言ってきたりということはよくあることですよね。
こういった時にお客様が間違っていることをズバッと指摘したりするのは、火に油をを注ぐようなことなのでやめましょう。
人間はとてもプライドの高い生き物です。
自分の間違いを率直に指摘されて良い気分になる人はとても少ないと思います。
勿論その間違いが重要な問題に発展するといった場合は別ですが、そういった時でもオブラートに気づかせてあげたり、優しく説得することをおすすめします。
ビジネスの場面では基本的に相手に勝たせることが最終的な自分の勝ちに繋がります。
自分が負けていた方が結果的に勝利に繋がる(契約に結びつく)ことが多いので意識してみて下さい。
本書の中でカーネギーはラ・ロシュフコーの言葉を紹介しています。
「敵を作りたければ、友に勝つがいい。味方を作りたければ、友に勝たせるがいい。」
この言葉がすべてだと思いました。
同情を持つ
仕事をしている上でクレーム対応をすることはどんな方でも少なからずあるのではないでしょうか。
今回はクレーム対応の基本について考えてみましょう。
まずクレームを言ってくる相手は頭に血が上っていることがほとんどです。
そこで意識しなければいけないことは相手に多く話させ、同情することです。
これを意識するだけでほとんどのクレーム処理は上手くいくはずです。
相手が一通り話を終えた後に優しく説得してみて下さい。
きっと高確率でうまく説得できると思います!
人を変える原則
遠回しに注意する
相手に対して行動を改めてほしいといった場合もあると思います。
すなわち相手を変えたいといった場合ですね。
先ほども説明をしましたが人間はとてもプライドの高い生き物です。
ですのでこういった場合に直接注意するのは得策ではないと言えます。
ではどうするのが得策か、カーネギーはこう言っています。
「遠回しに注意を与える。」
問題に対して直接指摘をするのではなく、遠回しに注意してみましょう。
どちらの立場でも、今までより嫌な気持ちになることは少なくなるでしょう!
幸福な家庭を作る原則
口やかましく言わないこと
私はついこの間に婚約したばかりなのでこの項目は参考になるものばかりでした。
結婚して家庭を作るということは、全く違う環境で育ってきた人と長い時間を過ごすということになります。
私もパートナーと約1年間同棲をしてみて感じましたが、同じ時間を長く過ごすと少なからず相手の嫌な部分も目につくようになります。
そういった時はつちつい口やかましく言ってしまいがちですが、これはやめましょう。
口やかましく言って得られることは何もありませんし、お互い嫌な気持ちになるばかりです。
口やかましく言う人は幸福な家庭を作れないと聞いて、行動を改めようと思いました。
ささやかな心づくしを怠らないこと
誰だって結婚を決めたときは相手のことを幸せにしようと思っていると思います。
しかし人間は忘れる生き物なので、時と共にこの気持ちを忘れていきます。
そこで定期的に初心に帰り、ささやかな心づくしをしてみましょう。
プレゼントや花を贈ってもいいですし、ありがとうの言葉を伝えてみてもいいと思います。
私もそういったささやかな心づくしが幸せな家庭を作るということをこれから忘れずに生きていきいたいと思います。
まとめ
私はこのカーネギーの本からたくさんのことを学びました。
上記の原則から学んだことの中から特に以下の3つを特に意識していこうと思います。
- ビジネスの場面では相手に勝たせる。
- クレーム対応ではまずは相手に同情して話をよく聞く。
- 結婚して何年がたっても口やかましく言わず、3か月に1度はささやかな心づかいをする。
みなさんも本を読んで知識を増やしていきましょう!