サン=テグジュペリの「星の王子さま」という物語の名前を聞いたことがある方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか?
この星の王子さまというお話は、長い間多くの人に愛されているのですが読んでみればその理由が分かると思います。
星の王子さまは生きていく上で大切なことを教えてくれます。
死ぬまでに一度は読んで頂きたい一冊です。
今回はそんな「星の王子さま」の素敵なお話から感じたことをお話ししていきたいと思います。
多くの人が忘れている真実
あなたは78億分の1の存在
日本は少子化による人口減少が進んでいますが世界に目を向けると人口はとんでもないスピードで増えています。
2021年現在、世界の人口は約78億人です。
このことから考えてみるとあなたは78億分の1の存在です。
そしてあなたの大切な友達、パートナー、ご両親もそれぞれ78億分の1の存在です。
もっと言うと街を歩いているときにすれ違う人々も78億分の1の存在です。
そう思うとこれまでに出会ってきたすべての人とのすべての出会いは奇跡に思えてきませんか?
今一度、大切な人に感謝と尊敬の気持ちを持って日々を過ごしてみましょう!
きっとこれから素敵な出会いに恵まれると思います。
大切なものは身近にある
最初は大切で特別に思っている人や物でも、時間がたち慣れてくると、それが当たり前になってきます。
人は忘れる生き物ですからそれは仕方ないと思います。
ですが悩みができたり、壁にぶち当たったときは周りを見渡してみて下さい。
大切なものは案外自分の身の回りにあったりします。
普段から周りに感謝の気持ちを持って生活することは難しいですが、たまには感謝する時間を作ってみて下さい!
私はよくお墓参りをしてそういった時間を作っています。
ゆっくり周りのことを見渡すことができますし、ご先祖様への感謝と自分の周りの人や物にも改めて感謝できる大切な時間です。
大切なものを改めて大切にすると自分の心もとても豊かになると思います。
参考にしてみて下さい!
悩みがある人へのおすすめ本はこちらでも紹介しています。
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一緒に過ごした時間がその人を特別に変えていく
これはこの物語に登場するキツネの話です。
どんな人だって出会う前は特別でもなんでもなく、他の78億人と同じ存在です。
しかし一度出会って、少しの時間を共にした時点でその人は特別な存在です。
本書の中ではそれを「なつく」や「絆」と表現されています。
共に時間を過ごすことで絆ができ、その人は他の78億人とは違う、世界でたった一人のなくてはならないかけがえのない存在になるのです。
勿論過ごした時間が長ければ長いほど深い絆となります。
もし絆の深まった人と離れ離れになったとしても自分の記憶の中には生き続けます。
DIE WIHT ZEROでは記憶の分配と説明されていましたね。
例えばよく遊んだ公園を通るたびにあの友達とよく遊んだなと記憶としてその当時がよみがえってきたりします。
とっても素敵なことですよね。
ちなみに中田敦彦さんはこの本を読んで結婚を決めたそうで、この人と結婚しても大丈夫かと悩んだ時にこの本を読んだらしいです。
この本で「過ごした時間が相手を特別に変えていく」という話を聞いて、「今はこの人と結婚して正解かなんてわからないし、正解を知る術もわからない。ただこれからこの人といることを正解に変えていくことはできる。」と思ったそうです。
私もこの考えを取り入れたいと思います。
「ものごとは心でみなくては、よく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
この本の中で一番刺さった言葉です。
常に思いやりを持って行動しようとよく言われますが本質はここにあったのだなと感じました。
記憶の分配という考え方はこちらの本で紹介されていたのでリンクを掲載しておきます。
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この本を読んで感じたこと
「ものごとは心でみなくては、よく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
この言葉を聞いてみて、私はものごとの表面しか見えていないことが多いなと改めて感じさせられました。
特にこれからは人の気持ちを心でしっかりと見ることができる人になろうと決意しました。
仕事でも人間関係でも自分の夢でも大事なことは目に見えない。
今一度自分にとっての大事なことはなにか、心で探していきたいと思いました。
自分だけでなく相手にとっても同じです。
相手の背景や気持ちを考え、心で見るというのを意識していきます!
相手のことを腹立たしく思った時などは、大切なものは目に見えないという言葉を思い出そうと思います。
この本から意識すること3つ!!
- 物事は表面で見るのではなく心で見る。
- 色んな人と心に残る体験をたくさんする。
- 疲れたときや落ち込んでいるときほど周りをよく見る。
まとめ
この本は子どもから大人まで広い年代で読まれている本です。
生きていく上で本当に大切なことを教えてくれる一冊となっています。
この本を読んで得られることは以下の3つです。
- 何より温かく優しい気持ちになれる。
- 身の回りの人や物に感謝の気持ちを持てる。
- 生きていく上で本当に大事にすべきことが分かる。
死ぬまでに一度は読んでおきたい必読書のご紹介でした!