経済 自己啓発

経済がとんでもなくわかりやすく説明されている本!歴史から学ぶ経済!

若い人ほど知るべき経済学ですが毛嫌いしている方も多いのではないでしょうか。

現在の社会ではお金の問題や政治の問題、はたまた格差や差別などたくさんの問題を抱えています。

やはりそういったことは誰にでも関係のあることですし、考えなければいけないことですよね。

しかしそういった話ほど難しく、勉強する気にならないのが本音の部分ですが。。。

ですが安心してください。

今回はそんなあなたでも経済について簡単に理解できる「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話。」という本をご紹介していきたいと思います。

この本は経済学を学んだことがなかった私でもわかりやすく、本の内容にどんどん入り込むことができました。

タイトルにもある通り、父が子どもに語っているような説明の仕方なので理解がしやすい内容となっています。

そんな良書をこれからご紹介していきます!

経済を知るためには歴史を知る

市場と経済

経済とは何か?

経済と呼ばれるものは人が猿から進化した時にすでにあったのでしょうか。

いいえ、ありませんでした。

そもそも経済とは何なのでしょうか。

大まかにいうと経済とは人間の生活に必要なものを生産したり分配、消費したりするこの一連の社会的な関係のことを指します。

このことを考えると人類が猿から進化した直後には経済はなかったと言えます。

市場とは何か?

経済を語る上で市場と経済を同じものだと思っている人は多いのですが両者は全く違うものです。

経済は先ほど記述した通り、生活する上の一連の社会的な関係のことを指しますが、市場とは何かを交換する場所です。

猿から人へ進化したばかりの時はほとんどが自給自足で毎日を生きるのに精一杯だったので市場すらもありませんでした。

ほとんど動物と同じですね。

それがやがて物々交換をするようになり(市場)、農耕を発明したことによって余剰ができ(生産→分配→消費)、経済が誕生していったのです。

特に余剰がないと人に分け与えたり交換するものがないので農耕の発明と余剰は経済の誕生に欠かせないものでした。

勿論人類進化の過程では経済を形作る上で他にも重要な言語の発達や通貨の発明などたくさんのことがありました。

本書の中にはそういった理由付けの部分がかなり事細かに説明されています!

金融と経済の関係

金融の黒魔術

この章では金融について説明していきたいと思います。

ほとんどの人が一生に一回は借金というものを経験すると思います。

借金をするときは銀行から必ず審査を受けると思います。

これは銀行がこの人は借りたお金をしっかり返せるかということを見ていますよね。

勿論何かを担保にしなければならないこともあるでしょう。

では銀行は消費者に貸すお金をどこから出しているのでしょうか。

普通は「他の人の預金から貸している」と思いますよね。

実はこれは違っていて銀行は「どこからともなくお金をパッと出して貸している」のです。

私はこれを知ったときまさに目から鱗でした(笑)

銀行は借り手の預金口座に電子的に0を付け足すだけで簡単にお金を創り出すことができるのです。

経済の成長

こうして銀行はたくさんの人にお金を貸して利益を出していきます。

たくさんの人が借金することで社会全体に出回るお金の量が増え、もちろん消費する量も増え、経済は成長していきます。

借金は経済を動かす燃料といえますよね。

でも実体のないお金を貸し続けていればいつか破綻するのでは?と思ったはずです。

その答えはこの本の中に書いてあります。

読んで確かめてみて下さいね!

「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話。」の概要

先ほどから少し中身を紹介していますが大まかな概要をもう一度ご紹介していきたいと思います。

この本はギリシャの元財務大臣のヤニス・バルファキスさんが娘さんに向けて経済を分かりやすく書いた本です。

市場、経済、社会が誕生していった歴史が実例を用いて紹介されていて、「あれってそういうことだったんだ!」と思うことがたくさんありました。

社会に関係するマネー・市場・格差・労働すべてを関連付けて説明されているのでとても勉強になる一冊です!

特にこの本の最大の特徴と言えるところは経済の本なのに面白いというところです。

ですので経済が嫌いな人でも学んだことのない人でも読んでみる価値のある本ですよ!

本を読んでも記憶に残らないという方はこちらで読書術の本をご紹介しています。

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参考にしてみて下さい!

この本を読んでみて感じたこと

この本から経済が出来た歴史や仕組みを少しは理解できました。

それと同時に経済や政治について議論できるぐらいの知識は身につけないといけないと感じました。

経済のことは考えれば考えるほど奥が深いですが、自分の生活に必ずしも関係してくることです。

特に政治や制度や仕組みのことで無関心であることによって自分が損をしていることはたくさんあると思いました。

選挙権も当然持っていますしそういったことに責任を感じながら納得のいく選択をしていきたいと思います。

この本を読んだことから取り組むこと3つ!

  • 選挙に行く。
  • 国の制度や仕組みについて関心を持つ。
  • この国の経済について最低限議論できるレベルの知識をつける。

まとめ

経済のことを毛嫌いせずぜひ一度勉強してみて下さい!

世界の見え方が変わりますよ!

この本から学べることは大きく以下の3つでした。

  • 経済について。
  • 経済ができた歴史。
  • 経済に関するなぜの部分。

ぜひ一度読んでみて下さいね!

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 [ ヤニス・バルファキス ]

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