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起業家必見!起業のリアルを知れる一冊!起業する前に必ず知っておくべき事とは?

起業する前に何をすべきかという題材について描かれている本はたくさんあります。

しかしその本の著者はほとんどがコンサルや大学の教授で実際に起業を経験していないという事実をご存じでしょうか。

この方たちの話では実際に起業を経験されているわけではないのでリアルな部分は見えてきませんよね。

そこで今回は起業のリアルが知ることができる本をご紹介したいと思います。

本のタイトルは「起業を考えたら必ず読む本」です。

この本はタイトルの通り、起業を考えたなら必ず読むべきだと思います。

なぜかというと実践的な内容が多く、たくさんの有益な情報が載っており、本の金額以上の価値が間違いなくあると感じたからです。

また、読めば起業は大変なものというのが感じ取ることが出来る本なので、起業しようか迷っている方も必ず読んで頂きたい本です。

本の大枠は下記の8章で構成されています。

  1. 起業を思い立った時にすること
  2. 会社を辞める前にしておくこと
  3. 会社の設立、本に書かれていないこと
  4. 会社を作ってはじめにやること
  5. 起業後の会社経営とは?
  6. 起業家の失敗例を知る
  7. 熟年起業について考える
  8. 起業して成功するためのヒント

それでは本を読んで学んだことを記載していきたいと思います!

下記リンクでも起業に関する本をご紹介しています。

1冊のノートから始める起業!何から始めるべきかが明確になる1冊!

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下記リンクではビジネスアイデアを考える上で役に立った本をご紹介しています。

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どのようなビジネスで戦うか

事業を考えるときに参考にしたいポイント

どのようなビジネスで戦っていくのかは起業家が一番悩むポイントです。

まず起業をするにあたって、どの規模のビジネスを始めるかという問題があります。

最低でも1億円必要なビジネスで始めるのか、それとも100万円あればできるビジネスを始めるのか。

結論ビジネスは自分の持っているお金でスタートするようにしましょう。

100万円の貯金がある人なら100万円で始められるビジネス、1,000万円ある人ならば1,000万円以下で始められるビジネスを考えましょう。

また、経営を続けていくのに必要なお金は下記のように考えることが出来ます。

「1か月の生活費×経営が軌道に乗る〇か月後」

この式を考えると起業はスピード命です!

では、その中でもどんな業界に絞るのかという問題が出てきますが、それは自分の働いている会社に関連することから始めるのがベターです。

始めたい事業の経験が全くない状態でイチからスタートして成功できるのは本当に稀です。

しかし、全く経験のないビジネスを始めたい人も中にはいると思います。

全く経験のないことを始めたいと考えている人は一度その業界に転職してから始めるほうが成功確率は上がると思います。

転職先で働いている際に取引先から信用を勝ち取っていれば、独立した時にお客さんになってくれるかもしれません。

そういった人間関係を作っていれば起業した時の大きなアドバンテージとなるでしょう。

具体的にあの人なら買ってくれるとまで思うことができればなおの事強いですね!

販売する商品を考えるときのポイント

次に問題となるのはなにを売るのかという部分です。

サービスを提供するのか、形のある製品を売るのか、それとも何かを製造して売るのか。

何が一番良いというものはありませんが、リスクを回避するなら、形があって誰が聞いても分かる商品を売るのが一番リスクが回避できます。

起業して会社を立ち上げた当初というのは、世間から全く信用がありません。

その中で顧客に説明が必要な商品・サービスを販売するというのはかなり難易度が高くなります。

泥臭く営業・商品説明すれば信用を勝ち取り販売できるかもしれませんが、労力も時間もかかります。

本当の信用は日々の対応と時間の積み重ねでしか勝ち取ることができないため、誰でもわかる製品を販売するのが一番現実的です。

また、ここで大事なもう一つのポイントはストック型ビジネスで始めるのではなくフロー型ビジネスで始めることです。

上述していますが起業とは事業を軌道に乗せるまでのスピードが命です。

ストック型ビジネスは月々の収入が安定しやすいですが、大きな売り上げを上げるまでに時間がかかるといったデメリットもあります。

こういった観点からフロー型ビジネスで継続販売が見込める商品などを取り扱うのがベターだと言えます。

販売する商品の金額についてのポイント

何を売るかが決まっても金額をどうするのかというのも大きな悩みだと思います。

他社より価格優位性を出すのか、それとも高価格高品質を目指すのか。

それは経営者ごとの戦略ですのでどちらが良いということはありませんが、金額によってターゲットが変わるというのはひとつのポイントです。

どのようなターゲットに販売していくのかで金額もある程度変わってきます。

その業界はどのような構造になっているのかをよく調べて金額を決めるようにしましょう。

しかし、金額のない商品を売ることもあると思います。

例えば工事代なんかは現場ごとに変わることが多いので、都度見積というケースが多いと思います。

大きな利益を見込める商売ならば良いのですが、金額の定まっていない商品は買う気のない顧客が相見積のためだけに来ることも考えられます。

そういった顧客に振り回されることがないように金額例をある程度提示しておく必要があるかもしれませんね。

また、低価格同品質か高価格高品質でいくのかは上述の通り経営者次第ですが、低価格にしすぎると忙しい割に儲からないといったことになりかねません。

ですので、そういったリスクも考えながら戦略を考えるようにしましょう。

起業すると決めたときからやっておくべきポイント

起業家とは社会からの信用は全くありません。

起業を考えて実際に動き出す前にやっておいた方が良いことはたくさんあります。

まずお金関係のことです。

起業家は信用がないため、クレジットカードの発行や口座を開設することが難しくなります。

例えば住宅ローンも組めなくなります。

住宅を購入するかどうかは別にしてクレジットカードの発行と銀行口座開設は事前にしておいた方が良いでしょう。

また、起業したら営業、請求、経理などの仕事は人を雇わない限り、全て自分でやらなければならなくなります。

各仕事のすべてを把握する必要はありませんが、ある程度知識をつけておくことは必要です。

あと、もらえそうな補助金や助成金、創業融資などは事前に調べておく必要があります。

会社の立ち上げ当初は資金繰りが一番大切なのでお金に関することはしっかり学んで多くを活用できるようにしましょう。

実際に起業してからのポイント

サラリーマンは基本的に言われた仕事やそこにある仕事をこなすものですが、起業当初はない仕事を作っていかなければいけません。

仕事がなくてぼーっとしていたとしても、誰かに何かを指示されることもなければ、責められることもありません。

こういったことからふわっとした気持ちになる人が多いそうで、これはサラリーマン感覚から脱出できていないために起こります。

このようなことにならないためにも、絶えず焦り、仕事を作っていくために寝る間も惜しんで働きましょう。

また、逆に常に完璧を求めると起業に大切なスピードを最大限に出すことが出来ません。

起業家はこの程度ならいけるといったバランス感覚を養うことも重要です。

背伸びせずにお金になることに投資し、節約を心がけましょう!

起業家は無駄なことをしている暇も時間もありません!

お金問題に関するポイント

起業家は常に資金繰りを気にしなければなりません。

会社がたとえ黒字で儲かっていたとしても資金がショートすれば倒産です。

大量の赤字を出している会社へ銀行は融資してくれませんし、借りられるお金は借りられるうちに借りておくことも検討しましょう。

まず会社のキャッシュフローを悪化させるものは売掛金と在庫の2つが大きく挙げられます。

よく言われるのは相手への支払いは遅く、逆に売掛金の回収は早くするということです。

最強の債権回収方法は前払いですが、信用のない会社にそのような条件で契約してくれる会社はそうそうありません。

それでもできるだけ回収の日程を早くするように努力しましょう。

本の中でおすすめされていた支払の方の契約内容は20日締めの翌月末払いです。

上記の契約であれば支払いのリードタイムが最大70日間となります。

その条件で契約してもらえるかはわかりませんが、取引先との契約は常に自社が有利になるように努力しましょう!

また、在庫の方で意識すべきポイントは常にミニマム在庫しておくということです。

在庫を抱えたのにも関わらず売れるのに時間がかかると、手元の支払いだけ増えて資金はどんどん減っていきます。

特に高額のものは気をつけましょう。

人を雇うということについてのポイント

起業家になれば雇われる側から雇う側に変わります。

人を正社員で雇おうと思ったら最低でも給料+社会保険料などで1人あたり500万円の固定費がかかります。

しかしこんなにも大きな出費なのに応募者も少ないため、自分で納得いっていない人を雇う人がいます。

普通の人なら500万円の買い物を「まあいいや」で決めないですよね。

それと同じで納得のいく人をよく見極めてから雇うようにしてください。

そもそもですが、名もないスタートアップ企業に優秀な人材が来る可能性は限りなく低いです。

そういったことを考えるとアルバイトでも良いかもしれません。

従業員というくくりだけでなく、起業家になると周りに詐欺師や自分勝手な変な人がまとわりついてくることがあるそうです。

その時は変な格好をしていないか、話の受け答えがおかしくないかを見ながら、しっかり判断してください。

お客様もそうです。

クレームばかり言ってくる人や法外な金額を押し付けてくる人は絶対にいますので、お客さんもある程度選ぶことが必要です。

まとめ

起業家のリアルが知れる1冊をご紹介してきました。

起業家は仕事以外のことは考えずにとにかく売りまくるしかありません。

成功という輝かしい未来もありますが、もちろん失敗というリスクもあります。

そのリスクを負いながら挑戦していくのか、それとも安定した生活の中で生きていくのかは、自分自身でよく考える必要があります。

この本を読めばより現実が見えてくるので判断する良い材料になると感じました。

私は定期的にこの本を読み返して起業の参考にしたいと思いました。

気になった方は下記リンクからどうぞ!

起業を考えたら必ず読む本 [ 井上 達也 ]

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